新たな取り組み・
新商品開発
お客様に「!?」とサプライズや感動していただくために。 商品開発を行う上で「固定概念を打ち破り、常にチャレンジすること」に力点を置いて品質を絶えず進化させています。
製造部部長 浦田 高次
製造部の役割
工場は、熟練の職人が伝統的な製法で生産するセクションと、最新鋭の設備機器を用いてオートメーションで生産するセクションがあります。
お客様に「!?」を感じていただくために、当社が取り組んでいることの一つに、「ブレイクスルー」があります。昭和37年の創業時から継承されてきた技術、ノウハウはしっかりと守りながら、商品開発を行う上では「固定概念を打ち破り、常にチャレンジすること」に力点を置いて、品質を絶えず進化させています。
新商品ができるまで
新商品を開発するときの主要メンバーは、製造部3課の杉永課長、2課の大倉課長と自分の3人です。面白い食材が手に入った時、アイディアをひらめいた時にメンバーを招集します。現場で、「美味しさはどうか」「商品としてどうか」「作業効率的にどうか」など試行錯誤しながら形にしていきます。若い社員達にも試食してもらって、意見をもらうことも多いです。
3人が納得し、「よし!これでいこう!」という段階で、社長へ試食してもらいます。
そして、ここからが本当の闘いです(笑)最終的に社長のゴーサインが出るまで、更に試行錯誤を重ねます。
私達が自然と手本にしているのは、創業者の故会長です。「美味しい蒲鉾」を生み出すために、一切の妥協を許さず、気が遠くなるような試作を重ねるんです。そして、「蒲鉾とはこういうもの」という固定概念が全く無い。だからこそ、他社が考えつかないような、お客様から「!?」を引き出す蒲鉾をつくることができるのだと思います。
社長への最終プレゼンのときは、ただ「うまい!」というだけではなく、商品化した時に売れるかどうか、利益が出るかどうか、既存の生産ラインで製造できるかなど、様々な側面から検討を重ね、原価計算などのデータを踏まえて提案します。
形になっているけれど、「お客様にとってどうか」という部分が不安な場合は、営業担当に頼んで商談会や展示会などに出品してもらいます。そこで、バイヤーさんの意見を聞いてきてもらって、改良を加えることもあります。